2014年 06月 21日
お地蔵様と紫陽花の寺、矢田寺へ
正式には、『矢田山 金剛山寺』の山門。
参道を入って進むと、
矢田寺の塔頭のひとつ、大門坊(だいもんぼう)があります。
大門坊から本堂へ向かう参道の中ほど右側に、大きな『みそなめ地蔵』が立っています。
矢田寺のお地蔵様の口許にお味噌を塗ると、味が良くなるとの言い伝えから、その名が付いたそうです。
紫陽花とお地蔵さんのお寺。
本堂特別拝観実施中。
本堂内陣のご本尊・地蔵菩薩立像はじめ十一面観音立像、試みの地蔵尊、 阿弥陀如来坐像(いずれも重要文化財)、ほか吉祥天女立像や板襖絵の十六羅漢像など多数の文化財を拝観できます。
内部は勿論、撮影できませんが、あぐりのバックの建物が本堂です。
同時に、閻魔堂特別開扉も行われています。
閻魔堂には、閻魔王とその眷属(けんぞく)が祀られ、冥界での裁判の様子も 垣間見ることができます。
矢田寺 八十八ケ所霊場巡り。
矢田寺の本堂裏山には大正時代に開かれた矢田寺八十八ケ所霊場があります。
矢田丘陵の自然を満喫できる山道(約4.5km)、 四国霊場の各お寺の本尊様と弘法大師様の石仏を巡拝をするコースです。
アップダウンがきつくて、だんだん気温も上がって来たので、端折りに端折って、最後の88番札所へ。(ズル過ぎて、ご利益無さそ~!)
境内に戻って紫陽花園へ。
矢田寺のお地蔵さんにちなんで、植え始めました紫陽花は、花びらのひとつひとつが雨に打たれ、さまざまに色が移ろいながら、 「諸行無常」の心を伝えるのだとか。
あじさいの丸い花は、お地蔵さんが手に持っておられる宝珠の形でもあるそうです。
日本特有の花木、紫陽花。
矢田寺には、5月中旬に咲き始めるツルアジサイから、9月頃に咲く中国のあじさいまで、 約60種、10,000株のあじさいが植えられています。
珍しい品種ばかりを集めた場所もあります。
紫陽花の花と花の間に持ち上げて・・・
紫陽花の妖精のハズが・・・、
どよ~~ん!
さて、矢田寺を後にして、次に向かったのは、東明寺です。
奈良県大和郡山市矢田町にある高野山真言宗の寺院で、 山号は鍋蔵山。
山門。
通常は、予約して拝観するご本尊ですが・・・。
現在、特別開帳期間中で、本尊・薬師瑠璃光如来(重文)、毘沙門天王立像(重文)、吉祥天女立像(重文)、寺宝・雷様のヘソ などの拝見出来ますよ~♪
拝観を終えたらお昼過ぎで、かなり暑くなって来ましたが、コンビニでお弁当を買って、大和郡山城址に寄りました。
現在、石垣の変位・変形が進んでいるため、郡山城天守台は改修中。
平成29年3月下旬まで 郡山城天守台周辺が立ち入り禁止となってました~~。
公園の木陰でお弁当を食べて、堀の外側を散歩しました。
江戸時代、郡山藩の経済分化の繁栄をもたらした柳沢家。
柳沢家が所有の大和郡山市指定文化財の書画など、数万点以上にのぼる古文書類を収蔵した「柳沢文庫」。
本丸跡にある、柳澤神社。
祭神は五代将軍綱吉の側用人柳澤吉保。
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